言葉の伝え方のフレームを工夫して相手の行動を変える方法

こんにちはみさきです!

今回は、私が新人だった頃に自分本位だったと気付かされた話です!

みなさんが分かりやすい・使いやすいように、心理学と絡めて解説していきます!

 

Contents

新人の私のミスった伝え方

私が新人の頃に検査入院で転院してきた方を担当した時のことです。

その人は、このまま数値が悪化し続けたら
他の様々不調が体に出てきてしまうほど状態が悪い方でした。

食生活に関しては栄養士の指導が入り
検査入院中は病院食しか食べることができないので
私がその方にできることは、運動習慣をつけることと無駄な間食をやめてもらうことでした!

 

そこで、新人だった私はその患者さんに

新人の私
このままの生活を続けていくと〇〇のリスクが高くなり
〇〇な状態になってしまいます。
だから、〇〇してください!

 

と新人なりに一生懸命に説明していました!

しかし、一向に相手は聞き入れてくれませんでした。

 

それどころか、相手に腹を立てられる始末・・・

 

そのときの私は

新人の私
こっちは相手のためを思って言ってるのに!

 

と思っており
聞き入れてくれないことを、完全に相手のせいにしていました。

このままでは、埒が明かないと思い先輩に相談しました。

新人の私
先輩!ちゃんと説明してるのに
あの人全く私の話聞いてくれないです!

先輩
相手のせいにしない!
あなたの伝え方の問題だよ。

 

『え?』 私の問題っすか・・・

正直、自分はちゃんと伝えているつもりだったので驚きました。

 

その時、先輩は私にポジティブなフレームとネガティブなフレーム
場合によって使い分けることを教えてくれました。

実は、それはカウンセリングなどで使われている方法だったようです。

 

人間関係はフレームの使い方で決まる?

心理学で良く使われる
「ネガティブフレーム」「ポジティブフレーム」の使い分けについて説明していきます。

 

「タ○コを吸うと癌になる」とネガティブに言われると
衝撃的で、今すぐにでもやめたくなる人もいると思います。

 

コンビニや公衆トイレには「トイレを汚すな!」とは書かれていません。
「トイレをいつも綺麗に使って頂きありがとうございます」と書かれていますよね!

 

一昔前は、トイレを汚すな!とストレートに書いてありましたが
ここ数年は、ポジティブフレームで書いてあるのがほとんどです。

 

タ○コの場合も広告で「がんになるぞ!」と書いてあるとゾッとしますが
友達に癌になるから止めろと言われると、ちょっと腹がたちます。笑

 

親しい間柄であったら
「吸うのをやめたら、ご飯も美味しくなるし身体も健康になって最高だよ!」と言われた方が
「ちょっとやめてみようかな」といった気分にもなりませんか!

ポイント
1回で強烈なインパクトを与えたい場合はネガティブフレームの方が有効ですが
日常の指摘としてはポジティブフレームの方が有効とされています。

 

この方法を使って、私は患者さんにお伝えしてみました。
今までの私の伝え方はネガティブフレーム全開だったのでポジティブフレームに切り替えて伝えました。

その方に対して相手が今後やりたいことを聞いて
それを叶えるために、自分の食や運動の習慣を変えていきましょう!という
ニュアンスでお伝えしたら、すごく納得してくれました。

新人の私
伝え方1つでこんなにもあっさりと納得してくれるなんて凄い!

 

その後、患者さんに直接聞いたのですが
ネガティブフレームで言われていたときは、今まで散々言われてきたから
「そんなこと言われなくても分かってる!」って状態で聞き入れることができなかったと
教えてもらいました。

 

病気という性質上、ドクターから病状の説明などをたくさん受けているので
同じような伝え方をしていたら、患者さんは納得してはくれません。

 

しっかりと、相手の立場に立って話を聞いてから
今までとは異なった視点でお伝えしていくことで、相手も耳を傾けてくれます。

 

フレームの話をしましたがまず大切なのは、相手の話を聞くことです。

それに合わせて、フレームを使い分けることができれば
相手に行動してもらうことはもっと簡単になる事は間違いありません!

 

日常生活で使えるちょっとしたコツ

ここでは、あなたが日常生活で使えるコツをお伝えします。

 

あなたの父親がタバコを吸っており、あなたは喫煙をやめてもらいたいとします。

そこで、あなたは「ねぇ、タバコやめてよ」と言っても、父親は一向にやめません。

さて、ネガティブフレームとポジティブフレームのどちらを使いますか?

 

一般的には、タバコの場合はネガティブフレームを使うのではないでしょうか。

病気になるからタバコはやめて!と伝えても「俺の体だから関係ねぇ」とか

やかましいこと言ってきますよね笑

 

本人もタバコのリスクについては知っており、もしかしたら止めようかなと思っているかもしれません。

それを家族に言われても、「そんなこと自分でも分かってる」となってしまう場合が多いです。

 

そんなときは、ポジティブフレームを使いましょう!

もし、あなたに小さいお子さんがいたらこのようにお伝えしてみてください。

「お父さんが、タバコやめてくれたら子供連れて遊びに行きやすいのに・・・」

これで結構やめたり、量を減らしたりしてくれることが多いです。

 

孫パワーですね笑

 

これは、タバコをやめたら可愛い孫に会えるという心理が働くので止めやすいということです。

孫のことを可愛い!会いたい!と思ってないと効き目は薄いですが・・・笑

 

子供がいなければ、未来のことでも良いです。

『今後、私に子供ができたときにたくさん顔を見せに行きたいから

今のうちからタバコを止めてくれてると私は嬉しい!』と伝えるなど。

自分の感情を伝えるのもオススメです!

 

やめることでポジティブな結果になるよ!という条件を提示してあげられれば

どんな理由でも良いと思います。

相手のニーズにあった提案をしましょう!!!

まとめ

伝え方でこんなにも相手の受け取り方が変わるなんて驚きですよね!
日常会話や誰かにお願いするときは
ぜひ、このフレームを使い分けてみてはいかがでしょうか?

 

みさき
君の言葉の使い方で相手の行動は変わるんだぜ!

 

インパクトが重要な広告では
ネガティブフレームで恐怖心を煽っていき相手に行動を促していきます。

今回の私のケースのように
徐々に浸透を目指す啓蒙活動や身近な人への忠告などの場合は
ポジティブフレームでゆっくりと口説いた方が効果的ですよ!

みさきに質問や、聞きたいことがある人は【私のライン】まで連絡してね(^^)

 

それじゃあ、またね〜!

 

 

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